こんにちは、ぐぅです。
今回は、私の経験を踏まえて
知識ゼロから求職者支援訓練でWeb・グラフィックデザイナーを
目指した経緯と、その結果をご紹介したいと思います。
「ゼロからWeb・グラフィックデザイナーを目指したいけどどうすればいいの?」
「求職者支援訓練で本当に転職できるの?」などの
お悩みがある方に向けて、この記事を書いています。
一個人の経験として、参考になれば嬉しいです。
求職者支援訓練を受講して、デザイナーになれる!
結論から言うと、
求職者支援訓練を受講すれば、Web・グラフィックデザイナーとして就職できます。
ただし、受講した全員がデザイナーとして就職できるわけではありません。
Webデザイナー・グラフィックデザイナーとしての就職を目指したものの
なかなか採用されずに就職を断念する方もいれば
別の職種(オペレーターや広報など)として就職する方もいます。
求職者支援訓練を受講すれば、「100%デザイナーとして就職できる」
というわけではありませんが
実際に就職して新しいキャリアを築く方がいらっしゃるのも事実です。
未経験での就職活動は厳しいものになると思いますが、
デザイナーとして働ける可能性は十分あります。
Web・グラフィックデザイナーになるための方法
求職者支援訓練以外にも、Webデザイナー・グラフィックデザイナーを目指す方法があります。
1.独学で勉強する
Web・グラフィックデザイナーに関する書籍は、一般的な書店でも多く販売されています。
書籍やオンライン講座、Youtubeなど
様々な媒体を通してノウハウを学ぶことができるため、
独学で勉強をして就職を目指すのも手段の一つです。
2.未経験も応募可能の求人やアシスタントにチャレンジする
数は限られますが、求人の中にはWeb・グラフィックデザイン未経験でも
応募可能なものがあります。
そういった求人にチャレンジしたり、
アシスタントから開始して実践を通してスキルを磨いていく方法もあります。
現場で学んで行けるので、より実践的な内容を習得できるでしょう。
3.スクール・専門学校に通う
デザイン系の大学や専門学校に通うという選択肢もあります。
学校に通うことで体系的にデザインを学ぶことができます。
また、時間をかけてプロの講師からしっかりと必要な知識やスキルを教えるのも魅力です。
学校を卒業することが、大手広告代理店や一部のデザイン事務所などの採用において有利に働く場合もあります。
求職者支援訓練とは?
厚生労働省の政策のひとつに、人材開発を目的としたハロートレーニングがあります。
求職者支援訓練は、その「ハロートレーニング」の2種類ある訓練のうちの1つです。
別の、もう1種類は「公共職業訓練」といいます。
公共職業訓練は雇用保険(失業保険)を受給している求職者の方が主な対象なのに対し、
求職者支援訓練は、主に雇用保険を受給できない求職者の方が対象となります。
訓練期間は2〜6ヶ月間で、コースなどによって異なります。
費用は、テキスト代などを除き基本的に無料です。
厚生労働大臣が認定した民間の教育訓練機関などで訓練が実施されます。
訓練で転職などに必要なスキルや知識を学びながら、
ハローワークでの就職活動を行なっていきます。
受講するためには、ハローワークでの手続きが必要になるため、
受講を希望する場合は最寄りのハローワークに相談しましょう。
私が受講した求職者支援訓練の内容
私が受講した求職者支援訓練は
Webデザイナーとグラフィックデザイナーを目指すもので、
5ヶ月間のコースでした。
扱ったソフトはAdobe Illustrator・Photoshop・XD・InDesign・Dreamweaverです。
その他、HTML/CSS・JavaScript・WordPressを学びました。
1ヶ月目〜4ヶ月目はソフトウェアの操作・言語についての講座が中心で
5ヶ月目はポートフォリオ作成と試験勉強がメインでした。
また、月に1回程度、就職に関する講義も受けていました。
修了も近づいてきた5ヶ月目は、学校と提携している派遣会社との面接などもありました。
5ヶ月間というと長いようにも感じますが、
実際にはIllustratorやPhotoshopなど、主要なソフトウェアも1ヶ月程度で授業が終わってしまったので
”自主練習をしないと、授業や作品の制作に追いつけない”というスピード感でした。
求職者支援訓練を経ての就活
私が本格的な就職活動を始めたのは、5ヶ月目以降です。
講師などから「就職活動には、まずポートフォリオが必要」と言われ、
受講期間中と修了直後は作品づくりに力を注いでいました。
私の場合は、当時Webデザイナーの求人を中心に探していたので
自身のWebサイトやバナー作成を行なっていましたが、
グラフィックデザイナーとしての就職を目指していたクラスメイトは
フライヤーやリーフレット、冊子などの作品づくりを行なっていました。
ポートフォリオを作成し、作品を随時追加するのと同時に
気になる求人に応募していくという形で就職活動を進めました。
就職活動の結果
受講修了後に就職が決まったのはクラスの8割程度でした。
そのうち、約1/2がWebデザイナー・グラフィックデザイナーの職につき
残りは事務職や動画製作者など別の職に就職しました。
私自身はWebデザイナーとしての就職を目指していましたが、
50社ほどの求人に応募して、内定をいただいたのが1件という結果でした。
仕事内容は事務がメインだったものの、デザイン業務も含まれていました。
まとめ
求職者支援訓練は、ほぼ無料で受講できる公的な訓練です。
大学や専門学校のように長い期間学べるわけではありませんが、
最低限のスキルや知識を身につけて就職にチャレンジすることはできます。
実際に目標とする職について新たなキャリアをスタートできる人もいます。
ただし、現実的には未経験での就職は厳しいので
「受講さえすればいい」と考えず、自主的に勉強や作品づくりに励むことが重要です。
Web・グラフィックデザイナーを目指す際には
選択肢の一つとして求職者支援訓練を受講するのも良いでしょう。