こんにちは、ぐぅです。
今回は、Webクリエイター能力認定試験エキスパートを受験してみての
私の所感や経験談を書いていきたいと思います。
「Webクリエイター能力認定試験を受けようか迷っている」
「Web制作に関わる資格取得を考えている」
という方に向けて書いていますので、参考になれば幸いです。
Webクリエイター能力認定試験について
サーティファイ Web利用・技術認定委員会
Webクリエイター能力認定試験は、HTML・CSSに関する基本的な知識や簡単なWebページ作成能力から、フォーム・オブジェクトの配置といった応用的なWebサイトデザイン能力まで、Web業界で必須となる技能を測定しています。
サーティファイHPより
<個人の場合>
随時試験 | 各試験会場が設定した日程で、随時実施される。 |
公開試験 | サーティファイ認定試験事務局が定めた日程で、年に2回リモートWebテストにて実施される。 |
<団体の場合>
団体受験 | 団体の任意の試験日程で実施される。 |
スタンダードは実技問題のみですが、エキスパートは実技に加えて知識問題も出題されます。
スタンダードの試験時間は実技問題のみで
テキストエディター使用の場合70分、Webページ作成ソフトを使用すると60分です。
エキスパートでは実技問題でテキストエディター使用の場合110分、Webページ作成ソフトを使用すると90分、
それに加えて知識問題が20分に設定されています。
合格基準はどちらも得点率65%以上です。
※エキスパートでは、知識問題と実技試験の合計得点で算出されます。
受験料はスタンダードが5,900円(税込)、エキスパートが7,500円(税込)です。
試験の合格率はどのくらい?
累計受験者数は、2022年3月31日時点で38,923名と報告されています。
合格率は、2021年度平均で90.5%です。
受験してみた感想
私は求職者支援訓練の訓練期間中に団体受験で
Webクリエイター能力認定試験エキスパートを受験しました。
試験ではAdobeのDreamweaverを使用しました。
スタンダードではなくエキスパートを受けた理由としては
「学校がエキスパートの取得を勧めていたから」というのが一番大きいのですが、
スタンダード取得後にエキスパートを目指すとなると倍の受験料がかかりますし、
求職者支援訓練を修了後に再度試験を受けるとなると
申し込みも個人で行わなければならなくなり、手間がかかると思ったからです。
試験勉強は、学校での自習時間も使いながら
1日2時間程度×2週間くらいしたと思います。
勉強に使ったのは公式テキストのみで、
ひたすら実技問題を解いてコーディングに慣れたり、
知識面の確認をして準備しました。
実技問題は、練習を重ねると徐々に出題のパターンに慣れて
所要時間も短縮してきたのですが
手順の間違いに気づかずに問題を進めてしまうと、後々大きな手戻りが発生して
時間がなくなってしまうので
とにかく、頻回に見直し・保存をして確実に問題を進めるように練習しました。
これは受験本番の注意点としても言えると思います。
結果としては総得点率95%で、無事合格できました。
就職活動への影響
Webクリエイター能力認定試験エキスパートを取得して
就職活動へ移行しましたが、
率直に言うと、この資格はあまり評価されなかったです。
下のAdobe Certified Professionalに関しての記事にも書きましたが、
50社ほどの求人に応募した結果、9割が書類審査で不採用となり
就職活動の中で、この資格について触れられたこともありませんでした。
まとめ
Webクリエイター能力認定試験は、
受験勉強を通してHTMLやCSSの基礎を学ぶことができるのが
一番のメリットだと思います。
受験料も決して安くないので、受験することで
ある意味、勉強へのモチベーションは上がります。
ただ、私の所感としては
就職活動ではそれほど有利にはならないので、
自分のスキルアップとスキルの証明を目的に受験するのであれば
いい資格だと思いました。
試験勉強で使用したテキストはこちらです。