【理学療法士】デイサービスでの働き方とは？

こんにちは、ぐぅです。

今回は私自身がリハビリ特化型デイサービスで３年間働いた経験から

デイサービスでの理学療法士の1日のタイムスケジュールや

お仕事の内容などをご紹介したいと思います。

デイサービスでの働き方に興味のある方に向けて書いていますので

数ある働き方の一例として、参考にしていただけたら嬉しいです。

デイサービスとは

通所介護（デイサービス）とは、要介護状態となった場合においても、

利用者が可能な限り利用者の居宅において、持っている能力に応じ自立した日常生活を

営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、

必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、

利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の

身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービスのことです。

引用：健康長寿ネット

つまり、要介護認定をお持ちの方に対して

できる限り居宅で自立した生活を送れるように

ADL動作能力などの維持向上を図るためのサービスです。

ご利用者様だけでなく、そのご家族の身体的・心理的負担の軽減も

目的とされています。

ご自宅で過ごされている方、もしくは

住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に

入居されている方がご利用できます。

デイサービスの理学療法士の働き方

出社から退社まで、1日のタイムスケジュールです。

送迎がない時には掃除をするなど、日によって業務内容は異なります。

※送迎有無によってお昼休みの時間も前後します。

デイサービスでの仕事内容

送迎業務

デイサービスでは、職員が送迎を担うことも多く

私自身も日によって送迎業務を行なっていました。

施設によっては専属の運転手さんがいる場合もあります。

送迎業務を担当した際には、玄関〜車までの移動の介助や

車の乗降動作の介助も行います。

バイタルチェック

看護師などと一緒に、ご利用者様のバイタルチェックを行います。

運動前後に血圧・体温・SpO2・VAS・自覚症状などの確認を行い

安全に運動ができる状態かどうか、運動による症状の悪化はないかなどを

チェックします。

評価結果や測定値をもとに、運動内容・強度の調整を行います。

個別訓練・集団訓練の実施

理学療法士は、デイサービスでは「機能訓練指導員」として個別や集団の訓練を担当します。

プラットホームや平行棒、レッドコードなどを用いて

その方の目標に合わせた訓練を実施します。

関節可動域訓練や筋力訓練、ADL動作訓練、歩行訓練など

実施する内容は病院と大きく変わりません。

必要に応じて、ご自宅での自主訓練メニューを考えたり、資料を作成することもあります。

計画書の作成・実施内容の記録記入

デイサービスには「カルテ」はありませんが、

ご利用者様の様子や訓練内容を記載する様式が存在します。

ご利用者様がデイサービスでどのように過ごされていたか、

訓練を行う中でどのような変化が見られているかなどを記録します。

またその方に状態に合わせて個別の計画書を作成します。

移乗・移動の介助

私が勤めていたデイサービスでは、1種類の運動を20分程度に設定し

計6種類ほどの運動を行なっていました。

場所の移動に時間がかかると、運動時間が短くなってしまうため

ご利用者様を安全かつ早く、次の運動へ案内する必要がありました。

その他

病院には掃除専門のスタッフがいることが多いですが

デイサービスでは掃除・洗濯も職員の仕事です。

フロアやトイレの掃除、使用するマシンや送迎車内の消毒なども行います。

訓練で使用したタオルの洗濯なども毎日行います。

また月末になると、その月の利用実績等を担当ケアマネージャーへ報告するなど

事務作業が多くなります。

まとめ

今回は私自身の経験を踏まえ、

デイサービスでの理学療法士の1日と仕事内容についてご紹介しました。

その施設によって異なる点が多いと思いますので、

一例として参考にしていただけたら嬉しいです。