こんにちは、ぐぅです。
今回はデザインの勉強にオススメの
「けっきょく、よはく。」という本をご紹介したいと思います。
ひらがなで韻を踏んだタイトルがキャッチーですが
タイトルだけでなく、内容もわかりやすくてとても勉強になりました。
デザインに興味がある方や
レイアウトに苦戦しているという方に
参考にしていただけたら嬉しいです。
目次 非表示
けっきょく、よはく。はどんな本?
タイトル | けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本 |
著者 | ingectar-e |
初版発行 | 2018年7月30日 |
発行 | ソシム株式会社 |
本書の著者である「ingectar-e」は
2012年に設立された大阪府のデザイン事務所です。
「喜ばれるを作ること。」をコンセプトに、
著書やデザイン制作だけでなく、カフェの運営なども行っています。
「ingectar-e」が手がけた書籍には、
・ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本
・見てわかる、迷わず選べるフォントの組み合わせ マネするだけでセンスのいいフォント
・見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色
などがあります。
どれも書店のデザインコーナーに行けば必ず目にするようなものばかりです。
本の内容
まずこの本では、
「情報がより整理されデザインがより洗練されていること」を
デザインとして”OK”の基準と考えています。
そのようなデザインを叶えるには「余白を作ること」を意識する必要があるとして、
本の中で「余白に注目したレイアウト」を数多く紹介しています。
2人の登場人物とともにデザインのNG例とOK例を見比べながら
NG例の問題点や、その修正方法を学んでいきます。
登場人物の1人目は「いまいちさん」
洗練されたデザインに苦戦する、新人デザイナーさんです。
もう1人は「しゅっと先輩」
おしゃれなデザインをさらっと作ることができる
ベテランのデザイナーさんで、いまいちさんの先輩です。
本書では、いまいちさんが作ったポスターやフライヤー、
パンフレットなどのデザインを
しゅっと先輩のアドバイスを参考にして修正していきます。
見開きで「修正前」と「修正後」のデザインを見比べられるようになっています。
改善点や良い例も細かく提示されているので、
自分で作品を作る際にもポイントに注意しながら進めることができます。
また、余白のレイアウトに関してだけでなく、
カーニング・行送り・フォントなどを題材にした
コラムのページも組み込まれていて、
特にDTPには欠かせない要素について学ぶことができますよ。
まとめ
この本は、
「ある程度のデザインはできるけれど、なんだかオシャレにならない」
といった悩みを抱える方にオススメの1冊です。
私自身もこの本を読んで、名刺やフライヤーを作る際に
余白を意識するようになりました。
実際の制作にも行かせることが多いと思うので、
気になる方はぜひ読んでみてください。